ドライラミネート
異なる2種類の基材(巻き物に限る)を接着剤を使用して貼り合わせます。
片方の基材に接着剤を塗布し、乾燥ゾーンで溶剤を飛ばした後に、もう一方のフィルムに圧着して貼り合わせる方法です。
貼り合せた製品は、40度に保たれたエージング室に移され、48時間かけて残留溶剤を抜くと共に接着強度を上げて完成します。
耐熱性や接着強度に優れ、ボイルやレトルト用途に適しています。
特徴
※弊社では、厚いシートと薄いフィルムとの張り合わせが可能です。
※弊社で製膜したフィルムに外注印刷後、支給基材と貼り合せることも可能です。
※各機材の納期調整、手配の煩わしさを排除できます。弊社への注文書1枚で、全ての基材を弊社で手配することも可能です。
※残留溶剤の測定も自社で可能です。
※ドライラミネートの他にも様々な2次加工が出来ますので、こんなこと出来ないかな? というご要望にお応えします。
次工程で真空成型をお考えの方へ
※弊社では、無延伸のPSフィルム(=CPS)、無延伸のPETフィルム(=CPET)を製膜しています。
無延伸のフィルムは延伸されていないので成形性が良く、複雑な形状の成形品に向いています。
構成例
OPS裏印刷フィルム/DL/CPSフィルム
O-PETフィルム裏印刷フィルム0.015mm/DL/CPSフィルム0.03mm
O-PETフィルム裏印刷フィルム/DL/CPSフィルム
OPPフィルム/DL/CPPフィルム
CPS裏印刷フィルム0.02mm/DL/PSシート0.35mm
PET/DL/NY/DL/LLDPE(2回加工の例)
設備仕様
ドライラミネート | 2号機 | 3号機 | |
---|---|---|---|
特徴 | − | シート・フィルムどちらでも可 | フィルム同士のみ |
原反幅(mm) | MAX | 1100(圧胴 1070) | 1100(圧胴 1090) |
MIN | 520(圧胴 510) | 500(圧胴 490) | |
原反径MAX | 塗布側 | 600mmまで | |
貼合せ側 | 600mmまで | ||
製品径MAX | − | 800mmまで(※規格内でしたら重量の心配は不要です。) | |
自動継径MIN | 塗布側 | 最小直径200mmから | |
貼合せ側 | 最小直径200mmから | ||
紙管 | 原反 | 3インチのみ | |
製品 | 3インチのみ | ||
種類 | 紙管のみ(継ぎ紙管不可) | 塩ビ芯可 | |
繰り出し | シャフト | シャフトレス | エアーシャフト式 |
巻取り | シャフト | シャフトレス | エアーシャフト式 |
加工基材 | 塗布側 | フィルム(PET188μm実績有) | フィルム(50μmまで) |
貼合せ側 | PET 〜500μm | フィルム(50μmまで) | |
PS 〜650μm | |||
PP 〜800μm | |||
塗布量 | − | 9〜14g/㎡・wet | 5〜9g/㎡・wet |
検査機 | 能力 | 0.1mm×0.15mm以上の欠点検知可能 | |
欠点ラベル | 貼付可能 | ||
エージング室 | 温度 | 40℃ |
- ■巻き径や、重量の計算
- http://www.ns-slitter.co.jp/technology/calc